自宅で血圧を正しく測る方法

自宅で血圧を測定し、1週間記録して医師に相談する流れ

クリニックで血圧が高いと言われた方へ。
1回の測定だけで判断してよいのでしょうか?

必ずしもそうではありません。歩いた直後や急いで来院したとき、緊張、運動、カフェインなどの影響で、一時的に血圧が高くなることがあります。

まずは自宅で、朝と夜に1週間、血圧を測ってみましょう。

まず知っておきたいこと

高血圧は、多くの場合、はっきりした自覚症状がありません。

自宅で定期的に血圧を測ることで、高血圧に早く気づき、適切に管理しやすくなります。血圧を適切に管理することは、心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げることにつながります。

まずは3ステップ

1

測る
朝と夜

2

記録する
1週間続ける

3

送る
記録をブレズクリニックへ

血圧はこんなことでも変わります

🏃

急いで来院した直後は、一時的に血圧が高くなることがあります。

☕

測定前にお茶やコーヒーを飲むと、測定値に影響することがあります。

❤️

高血圧は、自覚症状がないことが多いです。

なぜ自宅で血圧を測るの?

血圧は、運動、睡眠、食事、カフェイン、飲酒、喫煙、ストレス、気温、体調などによって変化します。

クリニックでは、緊張によって普段より血圧が高くなることがあります。これは「白衣高血圧」と呼ばれます。

そのため、クリニックでの1回の測定だけでは、普段の血圧が分からないことがあります。自宅で数日間測ることで、普段の血圧の傾向を、医師が確認しやすくなります。家庭血圧の測定は、「2024年タイ高血圧診療ガイドライン」でも推奨されています。

血圧はいつ測ればいい?

毎日できるだけ同じ条件で、朝と夜に測定します。正しい測定方法については、オムロンの「家庭血圧の正しい測り方」も参考にしてください。

☀️ 朝

  • 起床後1時間以内
  • トイレを済ませた後
  • 朝食前
  • お茶・コーヒーを飲む前(測定前30分はカフェインを避ける)
  • 血圧の薬を飲んでいる方は、基本的に朝の薬を飲む前
  • 座って安静にしてから測る

🌙 夜

  • 就寝前
  • 急いだ直後や運動直後の測定は避ける
  • 座って安静にしてから測る
自宅で血圧を測る朝と夜のタイミング

より正確に測るための5つのポイント

  1. 上腕式の血圧計を使用する
    家庭血圧の測定には、一般的に上腕式の血圧計が推奨されています。
  2. 椅子に座り、足を組まない
    背もたれに寄りかかり、両足を床につけます。
  3. 腕を心臓と同じ高さにする
    腕をテーブルに置いて、力を抜きます。
  4. カフを正しく巻く
    厚手の服の上から巻かず、お使いの血圧計の説明に従って装着してください。
  5. 測定中は話したり動いたりしない
    測定が終わるまで、静かに座ってリラックスしてください。
自宅で正しく血圧を測る5つのポイント

血圧が毎日違っても大丈夫?

はい。 血圧は毎日まったく同じ数値になるわけではありません。

睡眠不足、ストレス、運動、食事、飲酒、その日の体調などによって血圧は変化します。

1回の高い・低い数値だけで判断せず、まずは1週間ほど測定を続けて、全体の傾向を確認しましょう。

血圧はどう記録すればいい?

Excel、Google Sheets、スマホのメモ、ノートなど、使いやすい方法で構いません。大切なのは、1日1行で、朝と夜の測定値を日付ごとに並べて記録することです。

おすすめの記録形式

日付 朝 夜 メモ
9/17 138/86 132/82 —
9/18 142/88 135/84 睡眠不足
9/19 136/84 130/80 —

メモは任意です。「睡眠不足」「服薬忘れ」など、必要なときだけ短く記入してください。

スマホで簡単に記録する場合

9/17: 朝 ___/___, 夜 ___/___
9/18: 朝 ___/___, 夜 ___/___
9/19: 朝 ___/___, 夜 ___/___

この形式をスマホのメモアプリやLINEにコピーして、1週間続けて記録してください。

血圧計本体に過去の測定値が保存される場合は、その履歴を写真で撮るか、アプリの履歴画面をスクリーンショットして送っていただいても構いません。血圧が高かった日だけでなく、すべての測定値を送ってください。

紙で記録したい方は、オムロンの血圧記録表をご利用いただけます。

1週間記録したら、ブレズクリニックへ送ってください

1週間、朝と夜の血圧を記録したら、写真またはスクリーンショットでブレズクリニックのLINEへ送ってください。
医師が記録を確認し、必要に応じて次の対応をご案内します。

  • 自宅での測定を継続する
  • クリニックを受診する
  • 追加検査を検討する
  • 現在の薬や治療について確認する

次のような場合は、1週間待たずにご相談ください

血圧が非常に高い場合は、1週間の記録を待たずに医療機関へ相談が必要なことがあります。

米国心臓協会(AHA)では、上の血圧が180 mmHgを超える、または下の血圧が120 mmHgを超える場合は、1分以上あけて再測定してください。再測定しても非常に高い状態が続く場合は、医療機関へ相談してください。

非常に高い血圧に加えて、胸の痛み、息苦しさ、顔や手足のしびれ・力が入りにくい、見え方の異常、話しにくいなどの症状がある場合は、LINEの返信を待たず、速やかに医療機関を受診してください。

高血圧を放置するとどうなる?

高血圧は、多くの場合、はっきりした自覚症状がありません。

世界保健機関(WHO)によると、高血圧がコントロールされない状態が続くと、血管が傷つき、硬くなり、冠動脈疾患、心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まります。腎臓など、ほかの臓器にも負担をかけます。

症状がなく元気に感じているときでも、普段の血圧を把握しておくことが大切です。

血圧が高い場合は、ほかの健康状態も一緒に確認します

高血圧は、糖尿病、脂質異常症、肥満、腎臓病などと一緒にみられることがあります。

病歴や血圧の記録に応じて、血糖、コレステロール、腎機能などの検査をご案内する場合があります。

すでに血圧の薬を服用している方へ

自宅での血圧記録は、すでに高血圧の治療を受けている方にも役立ちます。

血圧が正常になっても、自己判断で薬を減らしたり中止したりしないでください。

定期的に医師の診察を受けることが大切です。服用している薬や健康状態に応じて、腎機能やその他の心血管リスクを確認するため、血液検査や尿検査を行う場合があります。

血圧計の準備から医師への相談まで、ブレズがサポートします

家庭用血圧計の購入から、ご自宅での記録、医師による確認まで、ブレズグループでサポートできます。

1. 家庭用血圧計を準備する

ブレズ薬局各店で家庭用血圧計を取り扱っています。ご来店前に、最寄りの店舗へ在庫状況をご確認ください。

2. 自宅で1週間測る

朝と夜に血圧を測り、1週間続けて記録します。

3. 記録をブレズクリニックへ送る

記録を写真またはスクリーンショットでLINEへ送ってください。医師が確認し、必要に応じて次の対応をご案内します。

1週間分の記録ができましたか?

朝と夜の測定記録を、写真またはスクリーンショットでブレズクリニックのLINEへ送ってください。医師が血圧の傾向を確認し、必要に応じて次の対応をご案内します。

※妊娠中の方、持病がある方、高血圧の治療中の方などは、適切な目標血圧やフォロー方法が異なる場合があります。現在診療を受けている方は、主治医の指示を優先してください。


医療監修: 本記事の医療内容は、ブレズクリニックの医師が確認しています。