デング熱の概要

デング熱は、ネッタイシマカという蚊を媒介して感染するデングウイルスによって引き起こされる流行病です。感染した蚊に刺されることで、誰でもデング熱を発症する可能性があります。
ウイルスには1型、2型、3型、4型の4つの型があり、そのすべてが発熱の原因となります。そのため、一生のうちに何度もデングウイルスに感染する可能性があります。
注意すべきデング熱の兆候と症状
感染した蚊に刺されてから、通常3〜8日ほどの潜伏期間を経て症状が現れます。
主な症状は以下の通りです:
・持続的な高熱
・皮膚の赤い発疹や紫斑(点状出血)
・頭痛
・筋肉痛や関節痛、骨の痛み
・食欲不振、および吐き気や嘔吐
・右上腹部の痛み
重症化すると、異常出血やショック症状を引き起こすことがあります。そのため、過去の感染歴に関わらず、すべての方にワクチン接種が推奨されています。
デング熱ワクチン(Qdenga / キューデンガ)
Qdengaワクチンは、デング熱を予防するために設計された新しいワクチンです。デングウイルスの4つの型すべての遺伝子成分をウイルスの核に組み込む技術を用いて開発された生ワクチンです。
弱毒化したウイルスを体内で複製させることで、デング熱の原因となるウイルスに対する免疫を生成するように働きかけます。

効果:
・デング熱の発症を80.2%予防
・入院リスクを90.4%減少
・重症化を85.9%予防
用法・用量:
3ヶ月の間隔をあけて、合計2回の接種を行います。
このワクチンは、過去の感染歴を調べるための血液検査(血清学的検査)を必要としません。遅滞なくすぐに接種することが可能です。

