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タイで生活する上で推奨される予防接種とは

ハッピーソンクラーン!って、ソンクランが終わったタイミングで言います。笑 いいだです。 皆さん、今年のソンクランは楽しめましたかー?? いつもより静かだったような気がするのは僕だけでしょうか。例年アソーク周辺もアロハシャツだらけなのが今回はあんまりスクンビット周辺では見なかったような気がします。 さて!さてさて!ソンクランが終わったら次に来るのはなんですか皆さん!? ・・・そう、ゴールデンウィークですよ!GW! という事で、ブレズクリニックでは新しくワクチンのパッケージをご用意致しました!(ゴールデンウィーク関係ないw) とにかく、これで新しくタイに赴任される方も安心ですね。 いつもは僕の日常とかアップしてて 『意味ねーな。』 と思われているかもしれませんが、今日のブログは意味がありますよ!最後までお付き合い下さい! という事で、まずはパッケージの全貌をご紹介! ワクチンパッケージ A 2,990B (破傷風 Tetanus③、狂犬病 Rabies③) ワクチンパッケージ B 5,990B (A型肝炎 Hapatitis A②、腸チフス Typhoid①) ワクチンパッケージ C 8,990B (破傷風 Tetanus③、狂犬病 Rabies③、A型肝炎 Hapatitis A②、腸チフス Typhoid①、日本脳炎 JE①) ※HPでの詳細はこちらから・・・http://blez-clinic.com/immunization/ ※①、②、③は接種回数です。 ※最後まで接種した場合の価格です。 こんな感じになっております!念のため画像でも貼っておきましょうね。 今回ご紹介したい内容はこれがメインなのですが、ここで終わらないのが今回のブログの凄いところ! どんな予防接種がこの国では推奨されているのか、下記2点を解説しながら見ていきましょう! まず1点目、 『自分、子供の頃予防接種しましたけど・・・、どれやったかわかりません。・ω・』 って方、日本で育った皆様であれば受けてきたであろう予防接種をここに記載します! ※WEBはこちらから・・・http://www.nih.go.jp/niid/images/vaccine/schedule/2016/JP20161001.png そして2点目、 『これらはタイでどれ程必要なの?実際必要ないのに煽ってるんじゃないの?』 という方のために、日本の厚生労働省(及び外務省)のHP(政府系の英語サイトも交えて)を参照してチェックしてみましょう! まずはHPをチェケラ。 A型肝炎、B型肝炎、破傷風、(狂犬病*1)、(日本脳炎*2) *1:犬や野生動物との接触が予想される場合は推奨 *2:農村部に長期滞在する場合は推奨 これでもう皆さんは、ご自身がどの予防接種を推奨されているのか把握出来ていると思いますが、敢えて続けたいと思います。 パッケージに含まれる疾病ごとに、 1 どんなものでどんなリスクがあるのか、 2 厚生省及び外務省HPでタイでは推奨されているのに、日本で任意となっているもの、 3 日本で定期予防接種に指定されているが、免疫持続期限が切れている可能性があるもの、 をまとめてみたいと思います!↓↓これ地味に役立つと思います。 ■破傷風 Tetanus③ パッケージ A、C 土壌中に存在する破傷風菌が傷口から体内に入る事で感染します。タイで生活していて土に触らない、水たまりに入らないって方、いないですよね。これは、厚生省及び外務省HPでも推奨されているのに、子供の頃の定期予防接種の項目に入っていないので、ほとんど全ての人が必要としているのではないでしょうか。 ■狂犬病 Rabies③ パッケージ A、C そこら中にいますね、犬。あまり説明は要らないと思います。こちらは任意の予防接種には入っておりますが、子供の頃打ったのか覚えていない方、打たれることをお薦めします。厚生省及び外務省HPでも”推奨(出来れば受けてください)”とのこと。 ■A型肝炎 Hapatitis A② パッケージ B、C A型肝炎は、食べ物や生水から感染する可能性があるウイルスです。外食時の氷、生のカキを食べる方、要注意ですね。これは日本では任意の予防接種。という事は、、覚えてない方は打つことをお薦めします。厚生省及び外務省HPでも推奨されております。 ■腸チフス Typhoid① パッケージ B、C チフスも汚染された食べ物や生水から感染する菌の1つ。タイで生活する上では、このリスクが無い方は少ないはず。予防接種は日本では定期でも任意でもないので、ご自身で赴任前に選んで受けられてない場合は、大抵受けてないかと予想出来ます。こちらは何故か外務相HPでは言及されていませんが、英語で調べると”推奨される予防接種”として結構出てきます。まぁ用心に越した事はないのでしょうか。 ※参考URL・・・https://www.iamat.org/country/thailand/risk/typhoid-fever ※参考URL・・・https://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/traveler/none/thailand ■日本脳炎 JE① パッケージ C 蚊を媒介として感染するウイルスですが、医療業界の中では治療が困難とされ、予防が最も大切な疾患であると言われております。こちら定期予防接種の項目に入っておりますんで、多くの方が受けているはずですが、免疫持続期間が4〜5年となっており、25歳までに追加接種をしていない方は初回からやり直しを推奨されているのが、意外と知られていない事実。英語で検索すると、”selective vaccinations”とのことです。特に北部東北部ではリスクがあると記載しておりますね。国内出張が多い方はお気をつけて下さい。 ※参考URL・・・https://www.iamat.org/country/thailand/risk/japanese-encephalitis ■B型肝炎 Hapatitis B③ 番外編(パッケージ外) 血液、体液からウイルスが体内に入る事で感染する疾病で、東南アジアでは症例が多く出ております。当然厚生省及び外務省HPでも推奨されております。こちらは最近定期予防接種化されたもので、今日現在でタイで働かれている方は受けていない方が多いのではないかと予想出来ます。そして気になる免疫持続時間は、最低でも15年、20年以上は持つとされております。ただ、それ以上は個人差が出るようです。ブレズクリニックではB型肝炎は慢性化する可能性が比較的高く、感染している状態での予防接種で免疫が形成されない事から、摂取前に抗体検査をしております。こちら下記にオプション検査一覧を記載致しますので、パッケージに併せてご利用頂けると幸いです。 どうですか皆様、結構知らない事って多くないですか。特にアソークの周りには働かれている方が多いので、日本の方にタイでもご活躍頂けるように健康管理においてサポートをしてきたいと思います。 最後になりますが、ワクチンパッケージ以外も健康診断パッケージ(下記参照)も充実してますので、お気軽にご相談下さい! ■話題の性感染症検査はこちら・・・http://blez-clinic.com/sticheckup/ ■年に一度の健康診断もブレズクリニックで・・・http://blez-clinic.com/healthcheck/ PS もうすぐオンラインで予約を受けれるシステムを導入しますので、ご期待を!

狂犬病のお話

みなさまこんにちは。😊 今日は狂犬病のお話です。 タイにて今年に入ってから7月までに、ライヨン(パタヤの近く)やサムットプラカーンなど、日本人が多く訪れるところを含め、狂犬病による死者が6名出ています。 日本国内では、人は昭和31年を最後に発生がありませんが(輸入感染事例を除く。海外にて犬に咬まれ、帰国後に発症した事例が昭和45年にネパールからの帰国者で1例、平成18年にフィリピンからの帰国者で2例あります。)、海外では一部の国を除いたほとんどの国で感染する可能性のある病気ですので、注意が必要です。 海外、特に東南アジア等の流行国で狂犬病が疑われるイヌ、ネコおよび野生動物に咬まれたりした場合、すぐに医療機関を受診して下さい。 狂犬病とは? 狂犬病は主に狂犬病に感染した動物に咬まれ、唾液中に排出されるウイルスが傷口より体内に侵入することにより感染する感染症です。 狂犬病はすべての哺乳類に感染することが知られており、もちろん人も例外ではありません。人も動物も発症するとほぼ100%死亡しますが(生存例あり。)人では感染後(感染動物に咬まれた後)にワクチンを連続して接種することにより発症を防ぐことができます。 主な感染源動物は犬ですが、猫やコウモリ、キツネ、アライグマなども感染動物となります。 世界保健機構(WHO)の推計によると、世界では年間におおよそ5万5千人の人が亡くなっています。また、このうち3万人以上はアジア地域での死亡者と言われています。 予防法は? 咬まれる前のワクチン(暴露前免疫) ワクチンを3回接種します。 咬まれた後のワクチン(暴露後免疫) まず、傷口をしっかり洗浄し、ポピドンヨードで消毒(イソジン)、医療機関にてワクチンを5回接種します。 犬や野生動物を触ったり、手から直接えさを与えたりしないようにしましょう。感染が心配な方には、事前のワクチン接種をお勧めします。 ブレズクリニックでも狂犬病のワクチンを接種出来ます。 ワクチン代635バーツ(各諸費用を除く) 基本料金のご案内 ワクチン接種1回目:診察料500バーツ、看護サービス料250バーツ、施設使用料200バーツ、ワクチン代635バーツ 合計1,585バーツ ワクチン接種2回目以降:看護サービス料250バーツ、施設使用料200バーツ、ワクチン代635バーツ 合計1,085バーツ (以上の料金と異なる場合もございます。) 詳しくはクリニックまでお問い合わせください!

手足口病のお話

みなさまこんにちは😊🎇 🌟ブレズクリニックです🌟 今日はタイでも最近流行しているとニュースになった手足口病についてお話したいと思います。 手足口病とは? 手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症で、日本では主に夏に流行します。 感染者のほとんどが5歳以下の乳幼児ですが、まれに大人が感染することもあります。 タイでは雨季に(6月から10月)流行すると言われています。 原因となるウイルスは? 病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)で、 その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。 手足口病の症状とは? 感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。 発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことはあまりありません。 しかしまれに、髄膜炎、脳炎などの中枢神経系合併症を起こすこともあるため、初期症状を見逃さないことが大切です。 (特にEV71に感染した場合には、他のウイルスによる手足口病と比べて、中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高いことが明らかとなっています。)   感染経路は? 飛沫感染:くしゃみや咳によって病原体が飛散し、これが他者の粘膜に付着する感染経路となります。 接触感染:皮膚、粘膜などの物理的な接触によって感染するもので、ウィルスの付いたものを触り、 その手で目などの粘膜をこするといった間接的な接触でも感染することもあります。 糞口感染:感染者の排泄物に含まれていたウイルスが、他者の口に入ることで感染することを指します。 トイレの後、手洗いが不充分なままで食べ物を扱うことや、オムツ交換などが感染経路になり得ます。 ワクチンはあるの?予防方法は? 手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありませんが、合併症を起こす症例は稀です。 しかし重症化する場合もありますので、しっかりと経過観察をする必要があります。 予防方法ですが、基本的には風邪やインフルエンザと同じく、マスクの着用や手指の消毒などで一定の予防効果があるといわれています。 手足口病の多くは軽い症状が現れるのみで症状に応じた治療となりますが、経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、 嘔吐する、呼びかけに答えない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。 さて、手足口病は子供の病気と考えられがちですが、大人が感染することもあります。 一般に成人の場合は子供より重症化しやすく、中には40℃近い高熱が出る場合もありますので注意が必要です。 大人の手足口病の場合には、感染している子供のオムツ交換をした後、 手指の洗浄が不充分なまま食品を扱ってしまうことによる糞口感染が主な感染経路と言われています。 この糞口感染によって子供の手足口病が母親にうつる例が多いため、オムツ交換の後は必ず手指を徹底洗浄する習慣をつけるようにしてください。 ブレズクリニックにて検査も可能です。 ご質問などございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。😊🎇🎇🎇